シャンパンにも種類がある!?シャンパーニュを飲み比べてみよう!【畑沢ワインの会】

ワインの知識
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シャンパンを飲み比べ

今回のテーマはシャンパーニュ(シャンパン)結婚式やお祝いの席で飲んだことがある人も多いと思います。シャンパーニュにもいくつかの種類があるのはご存知でしょうか?

今回の畑沢ワインの会はシャンパンの種類を意識しながら美味しく飲んでいく会になります。高級なお酒の代名詞であるシャンパーニュなので、参加費もやや高級になってしまいますがご容赦ください。内容を見ればとてもお得な内容になっています。

内容

シャンパーニュの代表銘柄3種類の提供。
サンガール オパール ブラン・ド・ブラン2008(参考価格¥25,000)ジョセフ・デズルエ クール・ド・ピノ―(参考価格¥11,000)シャルルエドシック Brut NV(参考価格¥7,000

各80mlずつ計240ml
なかなか飲み比べることのできないワインなのでこの機会にぜひ!

日程

2022年5月20日㈮5月21日 17時30分~閉店までのお好きなタイミング
※席が4席しかないため、時間を調整いただく可能性がございます。

募集人数

9名(先着順)

※ご予約がすぐに埋まってしまう可能性がございます。ご了承ください。キャンセル待ちも対応しておりますのでお申しつけください。
※今回は8名様の募集人数に届かなかった場合は催行を見送ります。誠に勝手ではございますが、ご容赦ください。

費用

¥5500(税込)
おそらく破格…

予約方法

公式LINEもしくは下記メールアドレスへご連絡お願い致します。

suzukicellar@gmail.com

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シャンパンってなに?

「シャンパンってよく聞くけれどわからない…」という方も多いのではないでしょうか?簡単に解説していきたいと思います。

シャンパンを一言で言うと

フランス北東部シャンパーニュ(Champagne)地方で、特定の工程を経て造られる発泡性ワイン(スパークリングワイン)のこと。

すこしややこしいですが、基本的にはシャンパーニュ地方の特定のエリア、特定の製法で作られたスパークリングワインだけを指します。

ラベルに「Champagne」と記載できるのもシャンパンだけです。

クレマンとの違いはこちら

シャンパンにも種類がある

シャンパンにも種類があります。甘辛度、ぶどうの種類、色、ヴィンテージ、ノンヴィンテージ(NV)など。下記にポイントを紹介しています。

シャンパンの甘辛度(残糖)

呼称残糖
ブリュット・ナチュール(超辛口)3g/L 以内
エクストラ・ブリュット(極辛口)6g/L 以内
ブリュット(辛口)12g/L 以内
エクストラ・ドライ(やや辛口)12~17g/L
セック(やや甘口)17~32g/L
ドゥミ・セック(甘口)32~50g/L
ドゥー(極甘口50g/L 以上

と分かれています。ラベルに表記されているので、上記を覚えておくと辛口や甘口の判断が出来るようになるので便利です。近年はブリュットからブリュットナチュールの辛口のシャンパンが主流であり、ドゥーなどはあまり見かけません。

【ぶどうの種類】

シャンパンに認められているぶどうは

ピノ・ノワール(Pinot-Noir)
ムニエ(Meunier)
シャルドネ(Chardonnay)

主要3品種に加え、
ピノ・ブラン(Pinot Blanc)
ピノ・グリ(Pinot Gris)※別名フロモントー(Flomonteau)
アルバンヌ(Arbanne)
プティ・メリエ(Petit-Meslier)
ヴォルティス(Voltis)

の8種類の品種です。実際はほとんど、主要の品種(ピノ・ノワール、シャルドネ、ムニエ)を使用しており、シャンパーニュにおける栽培面積の99%を主要品種3種が占めています

シャンパーニュの作り方としてはいくつかのぶどうをブレンドしたり、1種類のぶどうだけでシャンパンをつくったりしています。

※8品種目のぶどうは「ヴォルティス」というハイブリット品種。2021年にAOCシャンパーニュの認可ブドウとして承認された白ぶどうです。ヴォルティスはシャンパーニュ地方で初めて認めれられたハイブリット品種で、べと病やうどんこ病の両方に耐性を持ちます。殺菌剤などの化学薬品を抑えることが可能でサスティナブルな栽培がしやすいという期待も寄せられています。

特に大きな違いを生むのが、白ぶどうと黒ぶどうの差。どちらかのぶどうのみを使って作ったシャンパンには特別な名前が付きます。

黒ぶどう⇨ブラン・ド・ノワール
白ぶどう⇨ブラン・ド・ブラン

黒ぶどうだけで作った「ブラン・ド・ノワール」と白ぶどうだけで作った「ブラン・ド・ブラン」ではずいぶんと表情を変えます。

シャンパンの色

  • ブラン(透明な黄金色)
  • ロゼ(淡いピンク色)

シャンパーニュにも色での区別があります。
落ち着きのある淡いロゼはヤマウズラの目という意味である「ウイユ・ド・ペルドリ」と呼ばれることもあります。

シャンパンのヴィンテージ

シャンパンはリザーヴワインを含め、複数年のワインをブレンドし作られるスタイルが一般的。しかし、作柄のとても良かった年は「単一年のぶどうだけ」を使用して作られることがあります。

この「単一年のぶどうだけ」を使って作られたシャンパンはミレジメシャンパンやヴィンテージシャンパンと呼ばれ、グレードの高いシャンパンとされています。

熟成の規定も3年間は出荷できないとされており、長い期間熟成させます。2008年などミレジメ(ヴィンテージ)をボトルに記載することが可能です。

単一年でないシャンパンはNV(ノンヴィンテージ)と呼ばれています。

今回飲み比べるワイン

シャルルエドシック Brut

シャンパーニュ地方ランスにある1851年から続く老舗メゾン「シャルルエドシック」のスタンダードシャンパン。世界遺産にも認定されているガロ・ロマン時代につくられたクレイエール(採石場跡)で熟成させるシャンパンは秀逸。リザーヴワインを40%ほど使用する熟成感あるシャンパン。

甘辛度⇨Brut(辛口)
ぶどうの種類⇨ピノノワール、シャルドネ、ムニエ(ブレンド)
色⇨ブラン(透明な黄金色)
ヴィンテージ⇨NV(ノンヴィンテージ)
ネゴシアン・マニュピラン(NM) 

ジョゼフ・デズルエ クール・ド・ピノ― Extra Brut

シャンパーニュが生まれた地オーヴィレールにて1888年創業。このシャンパーニュで注目していただきたいのが、その色合い。ウイユ・ペルドリ(ヤマウズラの目)と形容される独特なピンクがかった琥珀色。2015年に収穫されたピノ・ノワールとピノ・ムニエだけを使い、48か月熟成させたこだわりのシャンパン。

甘辛度⇨Extra Brut(極辛口)
ぶどうの種類⇨ピノノワール、ムニエ(ブラン・ド・ノワール)
色⇨ロゼ(ピンクがかった琥珀色)
ヴィンテージ⇨2015(ミレジメ)
レコルタン・マニュピラン(RM) 

サンガール・オルパール ブラン・ド・ブラン 2008

輝く黄金色と繊細な泡が美しく映えるシャンパーニュ。コート・デ・ブランのアヴィズ村のぶどうを使用。最初にシトラスや砂糖漬けのレモン、黄色い果実の香りが現れ、その後、葉巻のようなスモーキーさとローストナッツの香りがほのかに香ります。フィニッシュは爽やかで余韻が長い。2008年は宝石のようなキュヴェと言っても良いほど並外れた美しいシャンパーニュ。

甘辛度⇨Brut(辛口)
ぶどうの種類⇨シャルドネ(ブラン・ド・ブラン)
色⇨ブラン(透明な黄金色)
ヴィンテージ⇨2008(ミレジメ)
レコルタン・マニュピラン(RM) 

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