「ロゼワインってなんなの?」
そう尋ねられた時にみなさんは答えられますか?
実は意外と難しいロゼワインの伝え方。「ピンク色のワイン!」と伝えるのがいちばん早いのですが、近年はオレンジワイン(グリワイン)でも淡いピンク色のワインが作られています。
ロゼワインの特徴を簡単に把握しておきましょう!
ロゼワインとは
色調がピンク色
最もわかりやすい判断基準。フランス語でROZE(バラ色)の意味を持つ通り、ピンク色をしたワインの総称です。
しかし「ピンク色」と言ってもサーモンピンクから赤に近い濃いピンク色まで色合いはさまざま。その色合いは製法に起因することがほとんどなので、色合いから製法、そして味わいの想像がしやすいワインとも言えます。
黒いぶどう(赤ワイン用)が使われている
基本的にはロゼワインは果皮が黒色の赤ワイン用ぶどうが使われています。マスカットのような緑色だけだとピンク色が出にくい、もしくは出ないためです。
※白ぶどうと黒ぶどう両方を使って作るケースも多いです。
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淡いロゼと濃いロゼの違いは?
色はワインがぶどうの皮に触れてきた時間で変わる
赤ワインも含め、赤い色が付くのはぶどうの皮とたくさん触れてきたからです。黒いぶどうでも絞るだけだと淡いピンク色をしています。
ぶどうの皮と一緒に発酵させることで色素成分でもあるポリフェノールが液中に抽出されます。
そのため、長くワイン(果汁)と皮が接触してきたワインは色が濃くなる傾向にあります。
図解!ロゼワインの作り方
わかりやすく図解にしました!さきほどの「色の濃さの違いはぶどうの皮に触れてきた時間」を意識してみていただくとわかりやすいです。
ロゼワインの料理とのペアリング
さまざまな色合いや味わいのあるロゼワインは料理に合わせてペアリングが楽しめるワイン。好みの組み合わせを見つけてみるのも面白いですね。
ソムリエが考えるペアリングのいくつか紹介させていただきます。
淡いロゼ×サーモンのマリネ
白ワインに近い感覚で楽しむことの出来る淡いロゼワインはサーモンのマリネとペアリングすると相性が抜群です。
ほのかな甘みを感じるサーモンの脂はロゼワインのちょっとしたタンニンを相性が良く、ビネガーの酸味はワインの酸味が調和し、サーモンの旨味がしっかりと感じられます。ケッパーやディル(ハーブ)を添えるとさらに良い相性となります。
サーモン以外のお魚はもちろん春野菜のバーニャカウダなどあまり火を使わないお料理には自然と寄り添ってくれる淡いロゼは活躍の場が多いです。
おすすめの淡いロゼ
南イタリアのピポリが作るロゼワインは「アリアニコ」というパワフルなぶどうを使った爽やか繊細ロゼ。サクランボのような赤い果実の香りがほんのり香り、するっと喉を潤す淡いロゼ。
桜の色合いにとても似ているのでお花見シーズンや春に飲みたくなるワインです。
濃いロゼ×焼肉
焼肉とロゼワインを意外に感じた方も多いのではないでしょうか。赤ワインのイメージがとても強いのが関係しているかもしれません。しかし、濃いロゼワインは比較的赤ワインに近くタンニンの量も多いので油分が多い料理とペアリングしても相性が良いです。
さらに焼肉のたれのフルーツフレーバーと濃いロゼワインが持つカシスやイチゴの香りがベストマッチ。ぜひ一度試していただきたいペアリングです。
おすすめの濃いロゼワイン
ニュージランドの東端で作られるこのロゼワインはチャーミングで明るい印象を受けます。色合いからもわかるようにメルロのタンニンもしっかりとワインに溶け込んでいるので、お肉料理とも好相性。
ホームパーティや大人数でわいわいしたにぎやかな雰囲気に楽しめるワイン。
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ロゼワインはインスタ映えする!?
味わいや作り方以外にもロゼワインにはこんな特徴が!
インスタ映えします。…きっと。
最後に
ロゼワインの基礎知識(作り方)からおすすめのペアリングまでご紹介しました。普段は赤ワインや白ワインを飲んでいる方も、桜が咲くこの季節にロゼワインを飲んでみてはいかがでしょうか。
新しい発見や出会いがあるはずです。料理に合わせやすく、見た目も華やかなロゼワインはさまざまなところで活躍すること間違いなしです!