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ボジョレーヌーヴォーのキャッチコピー歴代まとめ

2025 10/25
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ワインの知識
2022年8月13日2025年10月25日

2025年11月20日(木)に解禁されるボジョレーヌーヴォー。ボジョレーヌーヴォーが販売されている11月には「100年に1度の出来」などのキャッチコピーを目にしたことがある方も多いと思います。

この記事では…

  • 歴代のキャッチコピー
  • キャッチコピーは誰が決めているの?
  • 2025年のボジョレーヌーヴォーの出来

についてまとめてあります。

ぜひ最後までご覧ください!

※記事の中にPRを含んでいます。

POINT

歴代のキャッチコピー一覧

過去20年間分のキャッチコピーがまとめてあります。まずはざっと見ていきましょう!

2000年 出来は上々で申し分の無い仕上がり
2001年 ここ10年で最高
2002年 色付きが良くしっかりとしたボディ
2003年 並外れて素晴らしい年
2004年 生産者の実力が表れる年
2005年 59年や64年、76年のように偉大な年の一つ
2006年 とてもうまくいった年
2007年 果実味が豊かでエレガント
2008年 フルーツ、フルーツ、フルーツ
2009年 数量は少なく、完璧な品質。桁外れに素晴らしい年
2010年 果実味豊かで、滑らかでバランスの取れた
2011年 3年連続で、偉大な品質となった
2012年 心地よく、偉大な繊細さと複雑味のある香りを持ち合わせた
2013年 繊細でしっかりとした骨格。美しく複雑なアロマ
2014年 エレガントで味わい深く、とてもバランスがよい
2015年 記憶に残る素晴らしい出来栄え
2016年 エレガントで、魅惑的なワイン
2017年 豊満で朗らか、絹のようにしなやか。しかもフレッシュで輝かしい
2018年 2017年、2015年、2009年と並び、珠玉のヴィンテージとして歴史に刻まれるでしょう
2019年 有望だが、生産者のテクニックが重要な年
2020年 非常にバランスが取れた爽やかさのある仕上がり
2021年 挑戦の末たどり着いた、納得のヌーヴォー

引用元:ENOTECA Online

 2022年からは本記事の後半にあります。

2008年の「フルーツ、フルーツ、フルーツ」2009年の「数量は少なく、完璧な品質。桁外れに素晴らしい年」など素敵な表現が並んでいますね。

しかし、私がイメージする「100年に一度の出来」や「今世紀最高の」などいわゆる大げさなボジョレーヌーヴォーのキャッチコピーは歴代のコピーの中には見たりません。

なぜなのでしょうか?

そもそもキャッチコピーは
誰が決めているの?

あの誇大広告ぎりぎりのボジョレーヌーヴォーのキャッチコピーは誰が決めているのでしょう?そう疑問に思う人も多いと思います。

じつはボジョレーヌーヴォーのキャッチコピーは2種類あると言われています。

上記にまとめたキャッチコピーは「公式コピー」と言われる現地のボジョレーワイン委員会によるブドウの評価をもとに、フランス食品振興会(SOPEXA)が発表した公式見解を和訳したものです。

この公式コピーとは別に「公式コピーをもとにわかりやすく付けられたコピー」があります。

この日本で作られたコピーは(2003年:公式コピー「並外れて素晴らしい年」2003年:「100年に一度の出来」)とやや大げさに表されることがほとんどなのです。

ちなみにこの日本で作られたコピーは誰が作っているのか定かではありません。

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リンク

ボジョレーヌーヴォーのコピー問題

参照元はX(旧Twitter)ですが、今までにつけられてきたボジョレーヌーヴォーのキャッチコピーたちの一部で並べ替え問題が掲載されています。

1995年 「ここ数年で一番出来が良い」
1996年 「10年に一度の逸品」
1997年 「1976年以来の品質」
1998年 「10年に一度の当たり年」
1999年 「品質は昨年より良い」
2000年 「出来は上々で申し分の無い仕上がり」

これは難問。
(…QuizKnockでも解けなそう…)#ワインクイズ#クイズ王への挑戦#クイズ#QuizKnock pic.twitter.com/2qzswMheeP

— 🍷すずきCELLAR-まちのワイン屋- (@suzukicellar) July 20, 2022

近年ではボジョレーヌーヴォーの
キャッチコピーは掲載されていない?

近年では、ひと昔前のようなキャッチコピーは目にしなくなりました。

もちろん、現在でも輸入元や販売店が独自にキャッチコピーを作成しています。

例を挙げると、輸入元の一つであるサントリーは、2023年のボジョレーヌーヴォーのキャッチコピーに「まるで摘みたての赤い果実をそのまま口にほおばったような味わい」というコピーを発表しています。

しかし、年々目にする機会は減りました。

これからはなにを参考にボジョレーヌーヴォーの出来を確認すればいいのでしょうか。

じつは、ボジョレーワイン協議会(Inter Beaujolais)では日本の輸入業者が作成するような特定の「キャッチコピー」を発表していませんが、代わりにその年のワインの品質や特徴について公式な見解(ヴィンテージコメント)を発表しています。

ヴィンテージコメント

ぶどうの収穫年の天候や栽培状況などについて書かれたもの。

ボジョレーワイン協議会のヴィンテージコメント

2025年のヴィンテージコメントは公開され次第、記載いたします。

ボジョレーワイン協議会(Inter Beaujolais)のヴィンテージコメントを参考にするとボジョレーヌーヴォーの出来を理解することができます。

<過去のヴィンテージコメントはこちら>

キャッチコピーに代わる
2024年のヴィンテージコメント

ボジョレーのワイン生産者たちは、ヴィンテージを大切にすべきだと知っている!2024年は7月まで日照が少なく雨が多すぎたため、その基調は決まっていた。タンニンよりも果実味が優位となるだろう。ガメイ・ノワール・ア・ジュ・ブランの産地であるボジョレーのブドウ畑には、核となる強み、すなわち専門領域がある、果実味豊かなワインだ。このメッセージは醸造所にも届き、抽出は穏やかに進められている。果皮が非常に薄いため、追加の助けは不要だ。グラスの中では、この品種ならではの香りが広がる、赤い果実、黒い果実、まるで新鮮な果物のバスケットのよう。冬の終わりには完成する果汁は、軽やかで繊細、飲みやすい。少し冷やして、最高の状態で味わうのがおすすめだ。

[原文]Beaujolais winemakers know that a vintage must be treasured! In 2024, with sunshine scarce and rain too frequent until July, the tone was set: fruitiness would prevail over tannicity. In the land of Gamay noir à jus blanc, the Beaujolais vineyard has a core asset, its realm of expertise: fruity wines. Message received in the cellars, extraction is proceeding gently, requiring no extra help as the skins are so fine. In the glass, the inimitable varietal aromas unfold: some red fruits, some black fruits, like a basket of fresh fruit. Juices ready by the end of winter, light, delicate and easy to drink. To be served slightly chilled and drunk in its prime.

https://www.beaujolais.com/en/taste/tasting-advice/vintages/

キャッチコピーに代わる
2023年のヴィンテージコメント

輝かしいボジョレーのヴィンテージ。明るい太陽の下で育まれた果汁は生き生きとして、心地よいエネルギーに満ちている。ガメイ・ノワール・ア・ジュ・ブランという品種の真髄が、ほのかな爽やかさとともに表現されている。日照に恵まれた年の伝統的な黒系果実の香りは、小さな赤いベリー(ラズベリーやレッドカラント)へと変化する。口当たりはほのかな酸味を帯びつつ、シャキッとした口当たりと豊かなボディを備える。余韻は風味豊かで、心地よいスパイシーなニュアンス(黒胡椒)か、あるいは陶酔的な花の香りのテーマが持続する。今日楽しめる繊細な果汁であり、明日を待つ上質なボトル。ワインセラーで数年眠らせるだけで、その真価を存分に発揮するだろう。

[原文]A luminous Beaujolais vintage. Nurtured under a bright sun, the juices are lively and full of delightful energy. The very DNA of the gamay noir à jus blanc variety expresses itself with just a hint of freshness. The traditional black fruits of sunny years give way to small red berries (raspberries and redcurrants). Slightly tangy on the palate, they are crisp and full-bodied. The finish is full of flavour, carried either by pleasant spicy notes (black pepper) or heady floral themes. Delicate juices for today and fine bottles for tomorrow that just need to rest for a few years in a wine cellar before they reveal their full potential.

https://www.beaujolais.com/en/taste/tasting-advice/vintages/

キャッチコピーに代わる
2022年のヴィンテージコメント

ボジョレー地方はまたしても陽光に恵まれた年となり、2022年ヴィンテージは2020年、2015年、2009年ヴィンテージの系譜を継ぐものとなった。低収量により果汁に高い濃縮感が生まれている。しかし果実味を損なうことなく、ガメイ種の魔法を証明している。香りはブラックカラントやブラックベリーといった黒系果実と、スミレや牡丹を思わせるローヌ地方特有の香調を中心に展開する。ただし煮詰められたような甘ったるさではなく、クーリのような爽やかなフレッシュさが特徴だ。力強くビロードのようなタンニンは、5年から10年経つとより滑らかになるだろう。白ワインとロゼワインに関しては、高い熟成度が肉厚な香りを生み出している。白ワインにはマンゴーやパイナップル、ロゼワインには桃やネクタリンの香り。つまり、すぐに「かじりつく」べきワイン。

[原文]Another year bathed in sunshine in Beaujolais, placing the 2022 vintage in the continuity of the 2020, 2015 and 2009 vintages. Low yields offer a great concentration in juices. This one does not prevail overt the fruit: the proof, if one was needed of the magic of Gamay. The aromatic develops around notes of black fruits – blackcurrant, blackberry – and Rhone scents -violet, peony. However, the juices are neither stewed or candied, but rather on a coulis freshness. The powerful and velvety tannins are to be more carressing within 5 or 10 years. As regards white and rosé wines, a great maturity offers fleshy notes: mango, pineapple for white wines and peach nectarine for rosé wines. In other words, wines to be ‘crunched’ right away.

https://www.beaujolais.com/en/taste/tasting-advice/vintages/

解禁が楽しみですね!
近年の過去のボジョレーの出来(公式見解)はタブを切り替えてご覧いただけます。

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おわりに

すっかり秋の風物詩となったボジョレーヌーヴォー。

今年もワインの出来やキャッチコピーについて語りながら、大切なひとと同じ時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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