こんにちは。
昨年の第5回JSAブラインドコンテストに続き、2022年も第6回JSAブラインドコンテスト予選に参加をしてきました。これからブラインドコンテストを受けたいと思っている方と来年の自分へ向けて、簡単な内容と所感を記載しておきます。
JSAブラインドコンテストとは?
グラスに注がれた飲料の主要品種や生産国、タイプなどを当てるテイスティング競技。日本ソムリエ協会が、日頃よりテイスティング能力の向上に励むプロフェッショナルおよび愛好家へ向けて2017年から企画、運営しています。
出場資格や参加料については日本ソムリエ協会公式サイトをご覧ください。
※JSA=日本ソムリエ協会
ソムリエじゃなくても参加可能
JSAでは様々なコンクールやコンテストが開催されていますが、ソムリエまたはワインのプロフェッショナル向けのものが多いです。しかし、このブラインドコンテストはソムリエの資格がなくても参加することが出来ます。
ワイン好きの方は自身のテイスティング能力を把握するためにも、チャレンジしてみるのがおすすめです。
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第6回テイスティングコンテスト
開催場所
明治記念館 2F
試験スケジュール
11:00 ~ 11:25 受 付
11:25 ~ 11:30 オリエンテーション
11:30 ~ 12:00 予選(30分)
第6回内容(所感と推察)
①~⑥までの6種類。うち①~④までがワインでした(第5回と同じ構成)
①白ワイン
やや緑を帯びたイエロー。香りは柑橘、有核果実、ほんのりフリンティ。酸は高い。やや苦み。タイトで引き締まったシャルドネという感じ。印象としては冷涼地。石灰。丘陵地。
②白ワイン
淡い緑。黄色はほとんどなし。柑橘、エステル。酸は高い。シンプルでウォータリング。アルコールも高くない。日本の甲州もしくは、ムロンブランのような印象。海洋性。砂地。平地のようなイメージ。
③赤ワイン
やや黒みを帯びた紫。黒果実、バニラ、シナモン、ほんのりミント。タンニンは丸い。ややジューシー。ボディはミディアム+からフル-程度。熟成感もややあるかも。暖かく乾燥地のイメージ。なので大陸性。平地。
④赤ワイン
やや赤みを帯びた紫。赤果実、黒果実、杉、野菜の青み、トマトの葉。タンニンは比較的多くざらつく。ボディはミディアムからミディアム-程度。カベルネ系やサンジョベーゼっぽい。やや冷涼地、平地。粘土。
⑤日本酒
黄色。アーモンド、炊いた米、ヨーグルト。乳酸が強い。山廃や生酛での仕込みっぽい。精米も60%くらいな印象。
⑥ハードリカー
明るい透明度のある茶色。粘性は高く、アルコールが多い。ぶどう、バニラ、はちみつ。ブランデー?
第6回ブラインドコンテスト予選飲料
No | 主要品種 | 年号 | 生産国 | 生産地方 | 原産地呼称 |
---|---|---|---|---|---|
① | グリューナーヴェルトリナー | 2019 | オーストリア | ニーダーエスタライヒ | ヴァッハウ |
② | アルネイス | 2018 | イタリア | ピエモンテ | ロエロ |
③ | ガルナッチャ | 2020 | スペイン | アラゴン | カンポ・デ・ボルハ |
④ | カベルネフラン | 2018 | フランス | ロワール | シノン |
No | 特定名称 | 精米歩合 | 醸造年度 | 酒母 |
---|---|---|---|---|
⑤ | 純米酒 | 60% | 2015年 | 山廃 |
No | 主要原材料 | 原産国 | アルコール度数 | タイプ |
---|---|---|---|---|
⑥ | サトウキビ | プエルトリコ | 40% | ラム |
上記が今回のコンテストに出題された飲料でした。
ラム…外したのは悲しい…。
ワインは品種や産地は外してしまったものの特徴はとらえられていたと思います。ただ、発想になかった(選択肢にあがらなかった)ものもあるので、さらにブラッシュアップをして来年こそは当てたいです。
結果発表
2022年7月1日
※結果発表後、出題飲料についても更新予定
おわりに
あまり手ごたえはなく、自分の未熟さを感じることになりました。しかし、今回の経験を糧にさらなるレベルアップを目指していこうと思えるコンテストでした。
参加者は東京会場だけでも300人以上いた様子。決勝進出者は12名。
善戦していますように。
追記:楽しく参加することができ、自身の至らなさも把握できたいい機会となりました。第6回ブラインドコンテストのコンテストの反省を活かし、来年もチャレンジします。
ワインマニアが絶賛