みなさんは熟成白ワインの魅力をご存知でしょうか?
「赤ワインは熟成されているのをよく見かけるけど…白ワインも熟成させるの?」そう思ったひともいるのではないでしょうか。
確かに白ワインは熟成させるのが難しく、早く飲んだほうが良いワインもたくさんあるのも事実です。
しかし、熟成白ワインの魅力にまだ触れていない方はとてももったいないので紹介をさせてください!
この記事では「白ワインの熟成について」と「いま飲まないともったいない熟成白ワイン3選」を紹介しています。ぜひ最後までご覧ください。
白ワインは熟成するとどうなる?
色が濃くなる
熟成が進むと色は濃くなっていきます。
色調も淡い黄色から黄金色、ややオレンジを帯びたアンバー色へと変化していきます。
よく表現されているのが、リンゴを切って置いておくと濃い茶色になっていくイメージです。
香りの変化
ドライアプリコット、トースト、ナッツ、ハチミツのような香りが現れます。
フレッシュな果実の印象から「乾燥した」や「加熱した」フルーツの印象に変わっていきます。
酸味が穏やかに感じる
実は熟成によって酸が増減するわけではありません。(一部劣化を除く)しかし、飲む人によっては酸の鋭さがなくなり、マイルドに感じることもあるようです。
果実味も穏やかになり、その他の印象も出てくるせいか、しなやかで優しい印象のワインに感じることが多いです。
どんなワインでも熟成に向くわけではない
どのようなワインでも熟成させればよいというわけではありません。
熟成による風味の発展はずっと続くものではないからです。
それでは、熟成に向くワインはどんなワインなのでしょうか?
熟成はどのように進むのかは未だにしっかりと解明されていないため、完璧な回答はありません。
しかし、高い酸やタンニンを持つワインや糖度の残ったワインは熟成に向くと言われています。
熟成白ワインはボトル差やコルクの状態によって、品質が左右されてるのも注意が必要です。
おすすめの1990年代の熟成白ワイン3選
シャトークリマン 1990
ワインDETA
生産国:フランス ボルドー(ソーテルヌ)
作り手:シャトー・クリマン
ぶどう:セミヨン ソーヴィニヨンブラン
味わい:極甘口
ボルドーを代表する甘口の白ワイン。濃厚なはちみつの香りやパイナップルなどの南国フルーツの香りが広がります。ブルーチーズとの相性もGood。ソーテルヌは世界三大貴腐ワインとしても有名です。ソーテルヌは長期熟成が可能なワインのひとつと言われています。1990年の熟成白ワインですが、まだまだ熟成が可能です。
ドゥメセ ピュリニーモンラッシェ プルミエ・クリュ レ・ルフェール 2000
ワインDETA
生産国:フランス ブルゴーニュ
作り手:ドゥメセ
ぶどう:シャルドネ100%
味わい:ドライ
シャルドネの名産地ブルゴーニュのプルミエ・クリュクラスのAOCのワインであればある程度の熟成に耐えることが出来ます。1990年代ではなく2000年のブルゴーニュワインですが、熟成による風味がよく表れた熟成白ワインです。もちろん、グランクリュのほうが望ましいですが…ワインの出来に比例して価格が高くなっていくのが難点。
シャトードルシュヴィールリースリング グランクリュ フィンズベルグ1997
ワインDETA
生産国:フランス アルザス
作り手:シャトードルシュヴィール
ぶどう:ピノ・グリ
味わい:やや甘口
ピノグリは高い酸と糖度を特徴としたぶどうです。熟成に向く「やや甘口」のワインも作ります。熟成によるはちみつや白い花、すこしオイルを感じるような香りや舌触りが複雑な印象を生み出しています。コスパの優れた2000年代初期の熟成白ワインです。
おわりに
いかがだったでしょうか。
熟成白ワインについて簡単な解説と「おすすめの1990年代の熟成白ワイン3選」を紹介して参りました。
熟成白ワインの魅力にまだ触れていない方はぜひこの機会に体験してみてくださいね。
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