2月14日はバレンタインデー!
2月14日。毎年この時期になるとチョコレートを作ったり、贈ったり、食べたりすることが多くなりますよね。
チョコレートにはコーヒーが定番の組み合わせ…と思われがちですが、ワインやその他のお酒とも相性が非常にいいのです。今回は『チョコレートに合うワイン』を紹介していきます。
そもそもチョコレートにワインは合うの?
A.チョコレートとワインは合います!
ワインがチョコレートに合う理由は2つあります
。1つは同系の風味の組み合わせ、もうひとつはアクセントを加える風味の組み合わせです。
カカオの渋味×ワインの渋味(渋味)
同系の組み合わせでチョコレートにおける鉄板の組み合わせ。コーヒーとチョコレートも同じイメージの組み合わせですね。(コーヒーの苦味×カカオの苦味)この方法は組み合わせるにあたっていちばん齟齬(そご)が生まれにくい方法です。この方法はレストランのペアリングでもよく見かけますね。
汎用性が高い代わりに個性が出にくいという欠点もあります。
イチゴチョコやココナッツチョコのような+αを付加
アポロチョコをイメージしてもらうとわかりやすいと思いますが、チョコレート本来の味にイチゴやココナッツなどの+αを加える組み合わせです。
赤ワインは渋味に加えて、イチゴやブルーベリーのなどの果実の風味や味わいも持っているものがほとんどです。チョコレートにおいては上記の同系の組み合わせに加えて+αを加える組み合わせともに相性がいいです。
ワインに合うチョコレートの種類
チョコレートにも様々なタイプがありますが、その中でもワインに合いやすいチョコレートを紹介します。
ワインに合いやすいチョコの条件とは?
甘味の抑えられた高カカオチョコレート
チョコレートの甘味が強すぎるとワインの酸味がとても目立ってしまいます。どうしてもワインが浮いたように感じてしまうので、甘味が抑えられたビターなチョコレートのほうが好相性です。
加えて、カカオがたくさん入っていると乾いた(ざらざら)印象が強くなります。ワインのタンニン(ざらざら)もカカオに含まれるカカオポリフェノールと同じ植物性ポリフェノールのひとつなので、タンニンが多い赤ワインとの相性も良くなります。
エピス(スパイス)の効いたチョコレート
黒コショウや白コショウやナツメグがピリッと効いたチョコレートはワインとの相性が抜群。チョコレートのなかのスパイシーさがワインの風味を引き立たせてくれる印象です。
シラーやグルナッシュなど、ワインにもエピス(スパイス)の風味が含まれているとさらに相性抜群です。
塩チョコレート
アンデスの塩や石垣島の塩などを使った塩チョコレート。塩味がパッと広がり、チョコレートの甘味と風味を引き立てているのが特徴的。
この塩味はワインの果実味(フルーツ感)も高めてくれるので、塩味が効いているチョコレートは果実味のあるワインにぴったりです。
おすすめのワインとチョコレートの組み合わせ
①モロゾフ プレミアムセレクション×DiciottoGradi(VALLONE)
チョコに合わせたワイン
ディチョットグラーディ・ネグロアマーロはイタリア・プーリアで作られるワイン。アパッシメントと呼ばれる陰干しぶどうを使用することで果実味の濃縮感を出し、特別な酵母を使うことでアルコール度数18%というストロングさがあることも特徴的です。
おすすめPOINT
チョコレートに負けないパワフルさとタンニン多いワインは相性GOOD。どんなチョコレートも受けとめられるこのワインはアソートタイプのチョコにもおすすめ。同系統の組み合わせならではの安定感!
②ボンボンショコラ×LA ATALAYA DEL CAMINO
チョコに合わせたワイン
アタラヤ デルカミーノはグルナッシュというぶどうで作られます。スペインの内陸産らしい濃厚な果実味と樽由来のバニラやカカオの濃厚な風味が特徴。ややスパイシーさも持ち合わせています。タンニンの量は多いながらもとげとげしくなく舌触りもなめらかなので飲みやすいのもGOOD。
おすすめPOINT
ブルーベリーやプルーンなどの果実の特徴もあるので、チョコレートに同調しながらも新たな風味を加えてくれるのがこのワイン。滑らかな舌触りはチョコレートとよく馴染みます。
③エクチュア 塩チョコレート×ソーテルヌ
チョコに合わせたワイン
世界三大貴腐ワインのひとつ。ソーテルヌ呼ばれる甘口のワイン。はちみつやナッツなど複雑な香りが特徴的。奥深くゆっくりと味わえる王道甘口の白ワイン。
おすすめPOINT
+αの組み合わせ。塩味の効いたチョコレートとはちみつを感じる甘口ワインが以外にもマッチ。チョコレートがワインを引き立てている?そんな印象すらある組み合わせです。
番外編
ラム酒×チョコレート
濃厚な風味を持つクラフトラム。アルコールのふくよかさと風味のふくよかさはチョコレートにもぴったり。ウイスキーがチョコレートに合うと言われていますが、より柔らかい雰囲気を持つラムも相性は抜群です。
ぜひ一度お試しください!
おすすめのラム①LAODI ブラウンラム
ラオスで日本のチームが作っているクラフトラム。ホワイトラムやフレーバードラム(下記)も作っています。ダークラムは樽で熟成させるので、ポリフェノール量が多め。チョコレートにもよく合います。
おすすめのラム②コーヒーラム(LAODI)
クラフトラムにコーヒー豆を漬け込んで香りや味わいを付けたもの(リキュールとも呼ばれる)
コーヒーとお酒…どっちも合わせたい!という欲張りな方にもおすすめのフレーバードラム!お菓子作りなどにも活躍します。
まとめ
チョコレートとワインの相性についていくつか紹介いたしました。興味が湧く試してみたい組み合わせはあったでしょうか。ワインは相性を考えることも楽しい飲み物です。もちろん、特に何も考えず飲んでも美味しいです!
バレンタインデーにご友人と、大切な人と、自分へのささやかなご褒美にチョコレートとワインを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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