ソムリエが選ぶ!おすすめの自然派ワイン3選!赤ワインからオレンジワインまで

おすすめワイン
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これは飲みたいおすすめの自然派ワイン!

いま飲みたいおすすめの自然派ワイン①

ルナ アポジェ シラー/Luna apoge shyra

月のデザインが目を惹く、南仏の赤ワイン。2013 年にビオディナミ栽培のデメテール認証を取得しています。作り手であるドメーヌカラビニエは「偉大なワインは自然からしか生まれないし、自然はコントロールしようとしてはいけないものだ」との考え方に基づいて得ワイン作りを行っています。

デメテールとエコセールの認証を得ているのも特徴。25 年前から「除草剤などの化学薬品や化学肥料は土を汚染し、生物の多様性を奪う」という危惧を抱き、昔の農法に回帰しようと考えたのがビオディナミ栽培に取り組んだ理由でした。

「ルナ・アポジェ」シリーズは、彼らのビオディナミに対する考え方「自然や宇宙との一体感」を極限に表現したワインです。

「ピュアな果実味とエネルギー溢れる味わい」を存分に感じられます。

いま飲みたいおすすめの自然派ワイン②

ドメーヌ・サンタマリア モントル・テ・ジュー・ブラン

Domaine Santamaria Montre tes yeux Blanc

コルス島のヴェルメンティーノ(ぶどう品種)で作るオレンジワイン。鮮やかでクリーンなオレンジ色の見た目通りにフルーティーでエレガントなオレンジワイン。先代のジャン・ルイ氏が2011年よりビオロジック農法に転換。

現在の葡萄は1990年~1993年頃に植樹されたもので樹齢も30年ほど。品質の高いワインを生産しています。

いま飲みたいおすすめの自然派ワイン③

マスダントラス ヴィオニエ

Mas d’intras Viognier

マスダントラスは2009年には完全に使用をやめ、有機栽培にしました。畑の作業はできるだけ人の手によって行います。さらに特徴的なことに瓶詰に至るまでSO2の添加ゼロで仕上げられます。(年によって添加あり)

その味わいはのど越しナチュラルで果実味たっぷり、そして爽やかなテイストで、なおかつ安定感のある綺麗な仕上がりです。3000円程の価格帯でこのようなワインが作られていることは非常に貴重なことだと思います。

栽培基準はビオロジック。

自然派ワインとは?

ヴァン・ナチュールと呼ばれる自然派ワインは、ブドウの栽培方法から、自然の酵母を使用して発酵させる過程、瓶詰めにいたるまで、できるだけ自然に近い形で製造されているワインのことです。

また酸化防止剤(SO2や亜硫酸塩)の添加量を抑えているのも特徴です。

こういった栽培・製造方法を通して作られたワインは、ブドウ本来の味が生きていたり、生産者の想いを感じたりすることができるため、ワインファンからの人気を集めています。

また、味だけでなく、土地や環境のことを考えて作られているサスティナブルなこだわりも、人気を集めている理由のひとつです。

オーガニックワインも自然派のひとつ

オーガニックワインは「オーガニックワイン」を名乗る場合は有機JAS認証を受ける必要があります。

ビオワインは厳密な規定なく名乗っている場合もあります。

亜硫酸SO2無しなら自然派?

ワインは、酸化防止剤である亜硫酸塩を使用せずに流通させることは難しく、使用しないと菌が増殖したり、酸化が進んだり、品質が落ちてしまう可能性が高いです。そのため、ナチュールワインでも、最低限の酸化防止剤であれば使用することが認められています。

また、国によって基準も異なるため、酸化防止剤を入れない生産者からできるだけ少量に抑えている生産者までさまざまです。

実は、亜硫酸は添加せずともアルコール発酵の過程で酵母によって10mg / L前後は自然にワイン中に生成されます。加えて、安価帯の大量生産される酸化防止剤無添加のワインは醸造中や製造過程で加熱殺菌や過剰な濾過などより科学的なプロセスを経て出来ている場合がほとんどです。

SO2が入っていても自然派

前述の通り、ワインを醸造する際に自然発生してしまうSO2や発酵時に不快な菌を繁殖させないために使う場合があります。ただ、既定の使用量よりもはるかに少ないため自然派ワインとして流通しています。

(マスダントラスのようにSO2無添加で作っている生産者もごくわずかにいます)

ワインである以上、完全に自然な状態はなく「限りなく自然な作りを遂行しているワイン」が自然派ワインと呼ばれるものです。

認証機関で選ぶ!

しかし、亜硫酸塩(SO2)の量は基本的には明記されていません。添加量の少ないワインを選びたい方は認証機関を参考に選ぶのがおすすめです。Nature et ProgrèsやDemeterといった有機栽培認証機関はワインの醸造方法にまで厳しい規定を定めており、総亜硫酸量もEU規定より遥かに低く設定しているので含有量が少ないことが保障されます。(作物の栽培方法だけを規定している機関もあるので注意)

また2012年に制定されたEUのOrganic Wine表記基準を満たしているワインであれば、辛口赤ワインで100mg / L、辛口白ワインで150mg / L以下と、その他ワインについても通常のEUワインよりも25%~35%低い基準をクリアしています。緑の葉っぱのマーク(Euro leaf)がその基準をクリアしている認証です。

現在、世界のファインワイン業界は品質(美味しさ)を高めることを目的として、オーガニック認証の有無に関わらず亜硫酸を極力減らす方向に進んでいます。数値的に保障されている認証を得ているワインを選ぶのが良いと思います。

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