アリゴテというぶどうをご存じでしょうか。
近年、ブルゴーニュで注目されているぶどうです。DRCのヴィレーヌさん率いる「ドメーヌ・ド・ヴィレール」やマダム・ルロワの「ドメーヌ・ルロワ」が手掛ける高品質かつ高価なアリゴテが作られるようになってから、ぐんぐんと人気が高まっています。
今回は
- アリゴテの特徴
- アリゴテの名産地
- どんなワインになるのか
- おすすめのアリゴテワイン
について詳しく書いています。ぜひ最後までご覧いただき、アリゴテマスターになってくださいね。

アリゴテ(ぶどう)の特徴
アリゴテの特徴は高い酸味と果実味です。シャルドネよりも房が大振りで、粒も大きいのでみずみずしいぶどうです。そのため、二級品種というイメージがありますが、よく熟したアリゴテは酸を残しつつ豊かな果実味を持ちます。
また、病虫害に強く土壌の適応能力も高いため、シャルドネやピノノワールが育てにくいところでもよく育つのもアリゴテの特徴です。

アリゴテの名産地
アリゴテの主な産地はフランス・ブルゴーニュ地方です。そのなかでもコートシャロネーズにあるブーズロンという村が名産地として知られています。
前述のドメーヌ・ド・ヴィレーヌも、ブーズロンでアリゴテを育てています。
ブーズロンは1998年2月17日付けで認定されたAOCであり、ブルゴーニュのなかでは比較的新しい産地です。アリゴテだけで作られる白ワインのみ認められており、非常に品質の高いワインを作りだしているエリアです。
このブーズロンをきっかけにアリゴテの価値が見直され、いまでは人気を集めています。
ブーズロンの生産量が2010年生産量実績2112hL⇨2018年生産量実績3202hLと1.5倍ほど増加していることからも、注目度や人気の高さが伺えます。
(※ソムリエ協会教本参照。2018年の実績は2014年~2018年の5年間の平均。出典:ブルゴーニュワイン事務局ウェブサイト)
ブルゴーニュ地方以外の産地はブルガリアやロシア、ウクライナなどで栽培されています。

アリゴテはどんなワインになる?
アリゴテのことが少しわかってくると気になるのが「どんなワインになるのか」だと思います。
基本的にアリゴテで作られるワインは「酸が高くフレッシュでシャープなスタイル」になります。
昔は酸味が強く、みずみずしく、厚みのないワインなどと形容されていました。しかし、現在では酸は高いが、果実味もあり、透明感のあるワインが多いです。シャープながらもふくよかさや厚みを感じられるワインが作られています。
加えて、近年の主流スタイルになっている「ナチュラル」や「サンスフル」という作り方はアリゴテのピュアさやクリーンさとの相性がいいように思います。
※サンスフル=亜硫酸無添加

おすすめのアリゴテワイン
カミーユ・ジルー ブルゴーニュ アリゴテ
ドメーヌ・ルージョ ブルゴーニュ アリゴテ レ プリュムス サンスフル
ムルソーに本拠地を構えるドメーヌ・ルージョ。バイオダイナミクス(ビオディナミ)農法を取り入れ、ピュアでクリーンなスタイルを追求しています。
サンスフルという亜硫酸無添加で自然なスタイルに作り上げたアリゴテです。
おわりに
2022年現在人気のあるアリゴテ。以前と比べ、高品質なぶどうが穫れるようになったことで品質の高いワインを生み出しています。
今回はアリゴテの特徴について、解説してきました。
この内容をきっかけにアリゴテに興味をもっていただけるとうれしいです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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