シャンパンのボトルサイズ一覧
名称 | 容量 |
---|---|
カール | 200ml |
ドゥミ | 375ml |
ミディアム(またはパイント) | 500ml |
レギュラーサイズ | 750ml |
マグナム | 1500ml(レギュラーサイズ2本分) |
ジェロボアム | 3000ml(同4本分) |
レオボアム | 4500ml(同6本分) |
マチュザレム | 6000ml(同8本分) |
サルマナザール | 9000ml(同12本分) |
バルタザール | 12000ml(同16本分) |
ナビュコドノゾール | 15000ml(同20本分) |
サロモン | 18000ml(同24本分) |
スーヴェラン | 26250ml(同35本分) |
プリマ | 27000ml(同36本分) |
メルキセデックまたはミダス | 30000ml(同40本分) |
シャンパーニュ地方では19世紀以降にさまざまなサイズのボトルが登場しました。
このさまざまなサイズのボトルには聖書からとった名前が付けられていますが、そのような名前がなぜ、誰によってつけられたかはわかっていません。
さまざまなサイズのボトルを取り揃えることで、シャンパーニュを味わうどんなシーンにもふさわしいボトルを用意することが可能です。
フランスではボトルサイズの総称をフラコナージュ(Flaconages)と呼んでいます。上記のマチュザレムやジェロボアムなどのサイズの総称を指した言葉です。
ボトルサイズがワインの熟成に及ぼす影響
シャンパーニュはカーヴで熟成する際に、ほとんどの場合は王冠でボトルに仮栓をします。仮栓時は完璧な密閉性はなく、微量に炭酸ガスが漏れて代わりに空気が入ります。
ボトルサイズが大きくても、瓶口は同じサイズのため、入る空気の量はどの大きさのボトルもほぼ同じ。そのため、ボトルの中の液体が多ければ多いほど酸化が遅いということになります。
大きいボトルのほうが、より長期の熟成に向いています。
マチュザレム以上は購入できるの?
通常のワインショップではマグナムボトルまでの在庫のところが多いです。オンラインショップで購入するのがおすすめです。マチュザレム以上のサイズのボトルはもともと瓶詰される本数も少ないため、在庫に限りがある場合がほとんどです。
気になるワインを見つけたら早めに購入するのが吉です。また、詐欺や偽物などの心配もあるので信頼できるワインショップから購入することをおすすめします。
いくつか紹介いたします。
マチュザレム
言わずと知れたモエ・エ・シャンドンのマチュザレム。
モエ・エ・シャンドン ブリュット アンぺリアルマチュザレム
サルマナザール
こちらも言わずとしれたヴーヴ・クリコのサルマナザール。
ヴーヴ クリコ イエローラベル ブリュット 9000ml サルマナザール
ナビュコドノゾール
またまたモエ・エ・シャンドン。
圧巻の15リットル。
モエ・エ・シャンドン ブリュット アンぺリアルナビュコドノゾール 木箱入り
おわりに
シャンパンにおけるボトルのサイズの違いはいかがでしたでしょうか。
マグナムサイズ(1500㎖)やドゥミと呼ばれるハーフサイズをご存じの方は多い反面、ジェロボアム以上のボトルサイズ(サルマナザールやナビュコドノゾール)を知っている方は少ないと思います。
熟成シャンパンは大きなボトルほど美味しいと言われているので、出会った際にはぜひ飲んでみてくださいね!…なかなか出会わないよ!という声が聞こえる気がします…。