MENU
  • TOP|ワインショップ|木更津・君津・富津|すずきCELLAR
  • ワインのあれこれ
  • 【最新情報】畑沢ワインの会
  • 運営者情報
    • プライバシーポリシー
  • ソムリエにLINEで相談
すずきCELLAR/町のちいさなワインショップ
  • TOP|ワインショップ|木更津・君津・富津|すずきCELLAR
  • ワインのあれこれ
  • 【最新情報】畑沢ワインの会
  • 運営者情報
    • プライバシーポリシー
  • ソムリエにLINEで相談

クレマン・ド・サヴォワ(ClemantSavoie)とは?|ソムリエが解説

2025 2/14
広告
ワインの知識
2022年5月14日2025年2月14日

この記事ではクレマン・ド・サヴォワについてソムリエが解説しています。

この記事でわかること
  • クレマン・ド・サヴォワとは
  • クレマン・ド・サヴォワのルール
  • クレマン・ド・サヴォワの特徴
  • 代表的なクレマン・ド・サヴォワ
  • サヴォワ地方ってどんなところ?

について紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

いがぐり

クレマンってよく聞く!

すずき

発泡性のワインだね!
今回はその中でも「サヴォワ」のクレマンについて紹介しているよ!

POINT

クレマン・ド・サヴォワとは

A.O.C.ヴァン・ド・サヴォワまたはサヴォワのエリアにおいて、地理的名称エーズの対象となる3ヵ村を除く52市町村に認められた、瓶内二次発酵による発泡性の白の総称。単独のA.O.C.ではなく、A.O.C.ヴァン・ド・サヴォワまたはサヴォワの付則条項である。

2022日本ソムリエ協会教本J.S.AソムリエJ.S.A.ワインエキスパート P431より引用

上記を簡単にまとめると「フランス・サヴォワ地方にあるワインの名産エリア(ACヴァン・ド・サヴォワ)にある52市町村で規定のもとに生産される発泡性の白ワインの呼称」となります。

クレマンはフランス各地で8つのエリアが認められている作り方が細かく規定されている(瓶内二次発酵など)スパークリングワインの一種です。そのうちの1つがクレマン・ド・サヴォワです。

  追加情報

※ACヴァン・ド・サヴォワはシャンベリーからジュネーヴ近郊までの52市町村で認められているワイン産地であり、赤、白、ロゼ、発泡性ロゼが認められている。その付則AOCとして「クレマン」がある。
※地理的名称エーズ :グランジェという土着品種を主要品種とし、ワインを作っているエリア。発泡性の白ワインも「エーズ」の名前で認められており、グランジェを70%以上使うことが決められている。

あわせて読みたい
クレマンとはどんなワイン?シャンパンとの違いをわかりやすく解説! ワインショップでよく見かける「クレマン・なんとか」というワイン。なんとなくスパークリングワインかな?と思っているけれど、よくわからない…。実際クレマンって何な…

AOCという規律でクレマン・ド・サヴォワにはいくつかの条件が定められています。さっそく順番に解説していきたいと思います。

クレマン・ド・サヴォワが作られる場所について

フランス・サヴォワ県
フランス・オート=サヴォワ県

フランスのサヴォワ地方にある52市町村で生産されたワインだけ「クレマン・ド・サヴォワ」を名乗ることが可能です。

サヴォワ地方はフランス東部にあるサヴォワ県とオート=サヴォワ県を併せたエリアです。スイス、イタリアと国境を接しています。ワイン産地としてはスイスにあるレマン湖の南部からシャンベリー(サヴォワの都市)にかけての丘陵地に広がっています。

全体のワイン生産のうち、白ワインが70%ほどを占めるワイン産地です。

クレマン・ド・サヴォワの生産に認められているのは10種類のぶどう品種です。

クレマン・ド・サヴォワで認められているぶどう品種

白ぶどう 7品種

ジャケール、アルテス、アリゴテ、シャルドネ、モンドゥーズブランシュ、シャスラ、モレット(シャスラとモレットはスイスに近いオート・サヴォワ県のみ使用可能)

黒ぶどう 3品種

モンドゥーズ、ガメイ、ピノノワール
(ベースワインに使える黒ぶどうは20%以下)

クレマン・ド・サヴォワの製法

クレマン・ド・サヴォワではシャンパーニュと同様に伝統的な瓶内二次発酵(メトード・トラディショナル)で作られたもののみが認められています。

瓶内二次発酵とは?

シャンパーニュの伝統的なスパークリングワインの製法。瓶の中にスティル・ワイン(泡の無いワイン)を入れ、二次発酵を起こして瓶内で炭酸ガスを発生させる方法です。瓶内で泡を発生させ、長期間保存することで液中に炭酸ガスがよく溶け込み、きめ細かい気泡を作ります。そのためクリーミーでエレガントな高品質ワインが出来上がります。

クレマン・ド・サヴォワの熟成期間

クレマン・ド・サヴォワでは、熟成期間にも規定があります。

  1. 澱の上での瓶内熟成期間は9か月以上
  2. 消費者への販売は瓶詰めから早くとも12か月後

上記を満たさないものは仮にサヴォワ地方で作られていても、クレマンドサヴォワを名乗ることはできません。

ワインの澱(オリ)

ぶどう果実由来のペクチンやポリフェノール、酒石、たんぱく質、酵母菌体などが結合したもので、旨みのもととも言われています。

おすすめのクレマン・ド・サヴォワ

クレマンドサヴォワ|ジャン・ペリエ・エ・フィス

最も新しく認められたサヴォワ地方のクレマン。土着品種であるジャケールの特徴が良く表れている可憐な1本。瓶内12か月熟成による旨味ある味わいも特徴的。

ジャケール(85%)シャルドネ(15%)

詳しく見る

サヴォワ地方はどんなところ?

サヴォワ地方の都市

サヴォワ県は305のコミューンで構成され、その中でも人口の多い都市はシャンベリとエクス=レ=バンです。シャンベリ周辺は前述のクレマンドサヴォワの生産エリアに認定されています。

サヴォワ地方の特産品

アルプス山脈にほど近く標高の高いサヴォワの名産はチーズです。丘陵地帯で育つ牛のチーズが世界的にも人気が高く、特にボーフォール・アルパージュは「最高級」「個性的で希少」など高い評価を得ています。

ボーフォール

チーズのプリンスと称される大型のハードタイプのチーズ。昔ながらの山のチーズで、アボンダンス種またはタリン種という牛の生乳から作られます。標高800m以上の高地で放牧された牛のミルクは芳醇で複雑な味わい。夏に作られるエテなど季節によって味わいが異なります。

リンク

トム・ド・サヴォワ

牛の全乳製セミハードタイプの農家産チーズ。 ”トム”とはサヴォワ地方では一塊のチーズのことで、中型のごろっとしたチーズ。このチーズは特に冬の時期、大型のチーズを作るには十分な乳が得られない時に、伝統的に家庭で消費するチーズとして作られていました。

リンク

おわりに

この記事ではクレマン・ド・サヴォワの規定や作り方、サヴォワ地方の場所や特産品も合わせて紹介してきました。

  • クレマンドサヴォワとは
  • クレマンドサヴォワのルール
  • クレマンドサヴォワの特徴
  • 代表的なクレマンドサヴォワ

を理解し、いま人気のあるクレマン・ド・サヴォワにさらに興味を持って頂けたら幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました。

あわせて読みたい
ワインのあれこれ
ワインの知識
ワイン好きにシェアしてみよう
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
最近の投稿
  • タヴェルワインとは?ロゼワインしか作らない産地の魅力に迫る
  • 【無料プレゼント】ハーブでたのしいワインライフを応援。
  1. HOME
  2. ワインの知識
  3. クレマン・ド・サヴォワ(ClemantSavoie)とは?|ソムリエが解説
POINT