お花の香りがするワイン!?じつはワインでよく使われるアカシア、スイカズラ、ジャスミン、スミレ、バラの香りがするワインを集めました!

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ワインで使われるお花の香りとは?

ワインの表現で頻繁に使用されるお花の香りを用いた表現

「枯れたバラの香りが…」など、皆さんも一度は聞いたことがあるかもしれません。

今回の記事ではワインを表現するときによく出てくるお花の香りについて解説しています。実際のワインも紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

ワインはほぼ「ぶどう」しか使わないのにこんなにいろいろなお花の香りがするなんて…不思議!
なんだかロマンチックです。

自然派ワインをお探しなら。

ワインでよく使われるお花の表現

スイカズラの花

スイカズラ

白い花を思わせる香りで一般的なワインに現れやすい香り。ハニーサックルとも呼ばれるこの花は吸うと甘い蜜の味がします。お花も小さい白い花が咲きます。

ほんのりと甘い白い花の印象(程度は弱め)や植物のやや青い(若い)印象を伝えたいときに使われます。特に控えめな印象のある白ワインに多く使われる表現です。

アカシアの花

アカシア

アカシアはマメ科ネムノキ亜科アカシア属の総称です。

ワインで使われる場合は白い花が咲くハリエンジュ属のニセアカシアのことを指す場合も多いです。

ニセアカシアは広葉樹で公園や街路に植えられています。花言葉である「甘い誘惑」の通り甘い香りが特徴的。香水やはちみつなどで目にする機会が多いです。白い蝶々のような花を付けます。

アカシアも白ワインに対してよく使われる言葉で、スイカズラよりも甘い香りが強いときに使われます。

ニセアカシア
ジャスミンの花

ジャスミン

「花の王」と呼ばれるジャスミン。その名の通り華やかで甘い花の香りが特徴的です。

ソムリエ協会などのテイスティングコメントでは香りのボリュームが多い順にジャスミン→アカシア→スイカズラと並べられることが多いですが、ジャスミンは華やかで濃厚な香りが特徴的。

アカシアよりもボリューム感があり、ややエキゾチックな印象が感じられると思います。

スミレの花

スミレ

イオノンという成分がスミレの香りに関わってきます。βイオノンはピノノワールなどにも含まれていることがわかっていますので、共通の香りがあります。

ヴァイオレットフィズというカクテルを飲んだことがある方は非常にイメージしやすい香りだと思います。

スミレはワインでも多く表現される香りのひとつで、特に軽やかで若々しい赤ワインを形容する際に使います。

バラの花

バラ

基本的には赤ワインに用いられる表現。いわゆるバラの芳香はピエモンテのネッビオーロで出来たワインやピノ・ノワールにたびたび現れます。

イメージ的にはスミレと同様ですが、香りの豊かさや優雅さ、ボリュームが多い場合はバラを使用します。

また、枯れた印象(熟成が進んだ)と併用されることも多いです。
例:ドライフラワーのバラ、枯れたバラ

また、ゲヴュルツトラミネールを代表とする一部白ワインにも使われます。

その他

キンモクセイ菩提樹などの香りも白ワインではよく表現されます。

キンモクセイはアカシアよりもさらにボリュームがあり甘い香りの時に、菩提樹はオイリーな香り(ぺトロール香)と合わせて表現されることが多いです。

いろんな花に例えられていますね!

ソムリエ厳選!お花の香りがするワイン

さきほど紹介したよく使われるお花の香りが感じられるワインを3つまとめました。

JSA認定ソムリエが選んでいるので安心!

お花の香りってどんな感じなんだろう?と疑問に思った人はぜひ実際に飲んでみてくださいね。

3000円前後の価格帯が個性が際立っているものが多くおすすめです。

スイカズラの香りを持つワイン

バロン・デ・レイ ブランコ・セミドゥルセ
フラワーボトル

パッションフルーツやキウイを想わせるトロピカルフルーツの明るい香りが印象的。その中に白い小さな花(スイカズラ)の香りも潜んでいます。
お花をあしらったエチケットも可愛いほんのり甘い白ワインです。

スミレの香りを持つワイン

フランツ・ケラー シュペートブルグンダー 2021

WA誌ではバーデンで最も素晴らしいPNを造ると絶賛され、デカンター誌でもドイツのピノ・ノワールTOP20でその名が挙がるドイツのピノ・ノワール。
スミレの香りがポイントになり、抑制された印象が非常に素敵なワインです。

バラの香りを持つワイン

バルバレスコ リゼルヴァ 2018

はっきりと分かるバラの花やスミレのアロマが特徴です。熟したプラムやリコリスのアロマに、スパイスやチョコレートのニュアンスが感じられます。
「ベルリンワイントロフィー2023」金賞
「ムンドゥスヴィニ2023」金賞
「アジアワイントロフィー」大金賞(GRAND GOLD)
「ルカマローニ 2024」93点

お花の香り…
感じてみたい!

まとめ

いかがでしたか?

実はワインにはお花に例えられる香りがよく表れます。

なので、レストランや居酒屋で出会うワインにもお花の香りがするワインは多いです。

これからは「あ、スミレだ!」などと香りを探して楽しんでみるのも面白いですね

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この記事を書いた人

千葉県木更津市畑沢にワインショップをOPEN。地元を中心にワイン好きコミュニティを形成。ワイン会やワインセミナーなどを通してワインの魅力を伝えています。
座右の銘は「ワインはロマン」

・JSAソムリエ
・WSETLV3
・世界遺産検定2級
・第一種衛生管理者などなど
現在はWSETDip目指してます。

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